どうでも良いことながら、片側面に刃がついたものを石刀、両側面に刃がついたものを石剣というらしい。 *日本の古
代4、縄文・弥生の生活、P210 中公文庫
石刀の内の青龍刀形石器。
主に、縄文後期の津軽地方、北海道、秋田、岩手で作られたものだが、この類似品が、カナダのバンクーバー近郊から
出土した。
川をさかのぼってくる鮭の頭を叩いて捕獲するという神事に使用されていたものだと言う。こうした儀式様式が、何時ごろ
から行われていたのかは記述がない。
それにしても、このような如何にも刀、刃物の形をした形状の発想が何処から生まれたのであろうか。独創か、はたまた
伝播か。
縄文は、何しろ一万年。交流の範囲も想像以上に広い。
さて、もっと謎めいたもの、通称、スタンプ。
時代が下がれば、刻印だとか、ハンコだとか、焼き鏝だとか、容易に類推できようが、じゃ、縄文時代に何にといわれる
と、謎としかいえないだろう。
いずれも文様面のサイズが、数センチの小さなもの。
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