謎!謎!謎! 石剣、石刀、そしてスタンプ


いよいよ、縄文文化の大きな謎、石剣や石刀、そして、通称、スタンプ。

その前に、こういった文化の一つではないかと思われるもの。
大湯環状列石群、万座と野中堂遺跡。列石の中心の石棒、石柱。大型のもの。





中期の特徴、長野県・佐久町、屹立する2.3m!。
晩期にも、山梨県・北巨摩郡大泉村金生遺跡のような大型のものが無いわけではない。


北海道では、小樽市の忍路(オショロ)環状列石、深川市・音江環状列石等。



後期、晩期になると、小型化した石棒が多くなった(屋内出土が大半)。





そして、いかにも祭祀の道具らしく変化した石棒。何れも、晩期のもの。






そして、何と、刀の形に変化した。石剣、石刀。

どうでも良いことながら、片側面に刃がついたものを石刀、両側面に刃がついたものを石剣というらしい。  *日本の古
代4、縄文・弥生の生活、P210 中公文庫






後期、晩期の石刀。







石刀の内の青龍刀形石器

主に、縄文後期の津軽地方、北海道、秋田、岩手で作られたものだが、この類似品が、カナダのバンクーバー近郊から
出土した。
川をさかのぼってくる鮭の頭を叩いて捕獲するという神事に使用されていたものだと言う。こうした儀式様式が、何時ごろ
から行われていたのかは記述がない。


それにしても、このような如何にも刀、刃物の形をした形状の発想が何処から生まれたのであろうか。独創か、はたまた
伝播か。

縄文は、何しろ一万年。交流の範囲も想像以上に広い。




さて、もっと謎めいたもの、通称、スタンプ。

時代が下がれば、刻印だとか、ハンコだとか、焼き鏝だとか、容易に類推できようが、じゃ、縄文時代に何にといわれる
と、謎としかいえないだろう。

いずれも文様面のサイズが、数センチの小さなもの。







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