縄文の世界 尖石縄文考古館 (7) 重文の浅鉢



「縄文の逸品 (31) 奉る」で、内側や裏側に模様を持つ皿型の土器を紹介した。

ここ、尖石縄文考古館にも、縁から内側にいたる繊細な装飾や文様を持つ後期の浅鉢が展示されている。

そして、重要文化財に指定されたものが多い。



後期前葉(約4000年前)・中ツ原遺跡・重文・11.0cmHX25.1cmODX7.9cmBD第III次177号土抗出土




後期前葉(約4000年前)・中ツ原遺跡・重文・11.0cmHX24.9cmODX7.9cmBD第III次150号土抗出土




後期前葉(約4000年前)・中ツ原遺跡・重文・11.0cmH28.6cmOD8.9cmBD第III次94号土抗出土




後期前葉(約4000年前)・中ツ原遺跡・重文・12.6cmHX31cmODX10.4cmBD第III次59号土抗出土




後期前葉(約4000年前)・中ツ原遺跡・第III次163号土抗出土・12.8H29.0OD6.8BD・重文




後期前葉(約4000年前)・中ツ原遺跡・第IV次814号土抗出土・12.5HX25.6ODX10.0BD・重文

以上、重要文化財指定のもの。



この他にも。




これらの浅鉢を見ると帯色の状態からは、単に何かを盛っただけのものではなく、火にかかったようにも思える。





さて、遠く離れた新潟県の十日町市付近でも、これらの皿と酷似したものが出土している?のが面白い。
重文に指定されて、麗々しく展示されていた長野の浅鉢、十日町市の方は、何の説明書もなく、ごろっと置いてあった。




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