縄文の逸品 (31) 奉る
模様や装飾を内側にもつ器。捧げ奉る為の器。
このような類の器は、流石に少ない。
最も有名な、晩期、青森県亀ヶ岡の漆塗りの皿類。
内側に文様が刻まれた土器。これは非常に珍しい。
中期・中葉・厚木市・恩名沖原遺跡 北秋田市・森吉山山麓・小又川流域出土
縁飾りのあるものは、比較的多い。
後期前葉・神奈川県清川村表の屋敷遺跡 中期・長野県・大石遺跡27.9cmL五領ケ台式
後期・市川市曽谷・曽谷貝塚堀之内2式11.3cmH
青森県、是川遺跡では、晩期になると、何と裏面に見事な文様を持つものが作られる。
勿論、文様を持つ裏面と思われる面が表面かもしれない。即ち、蓋的なもの?
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