縄文の逸品 (1)  北のまほろば


青森県・晩期の注口形土器。

考古学的には、その注ぎ口の形状等の面白さが云々されるようであるが、そんなことより、全体としての繊細な形状そし
て、フィルターを掛けた時に浮かび上がってくる古代の鮮やかな色彩。


北の国の繊細な芸術を生む風土をはぐくんだ縄文人の心。











青森県・青森市・玉清水遺跡・青森県立郷土館・風韻堂コレクション・20cmH





下世話な興味がある方は。


島根県・頓原町・板屋III遺跡出土のもの。
遠く離れた島根で、同じデザインの注ぎ口を持つ注口土器が創られるという不思議。




「成人式の間に、大人が同性愛的な交合によって、少年たちに精液を与えてやる儀式は、メラネシアの原住民、トライ
族、キワイ族、ケラキ族、マリンド・アムニ族等の間で、広く行われている。
「そんな、自然に反する行為を、あなた方は行ったのか」と質問すると、異口同音に、「当たり前じゃないか。そうでなけ
れば、自分達は一体どうやって、大人になれたのか」と答えたと報告されている。     「縄文宗教の謎」 吉田敦彦




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