モナコ モンテカルロ  オテル・ド・パリそしてカジノ



フルフェアを払って航空券を買えば、ヨーロッパだったら何処でも行ける。

ウイークエンドに、何処に行きましょうかと一応は聞いてみる。
冬なのに、ザルツブルグにゆきたいとか、スイスがいいとか、ロマンチック街道だとか、ウイーンだとか、お望みは色々有
るけれど、全部蹴飛ばして、何処に居ても、モナコ・モンテ-カルロに連れて行ってしまう。

冬は、何しろ、すいている。
ハイシーズンは容易に取れないオテル・ド・パリだって、楽勝なんだ。
このシーズン、カンヌやニースは、トップレスも居ないし、どうにもならないから、ホテル・ネグレスコにも泊まらないで、モナ
コまで直行する。
まあ、ニース・コートダジュール空港から、レンタカーで1時間弱だから、飛行機さえつけば、我々だって何とか成る。



さて、モナコ・モンテカルロといや、オテル・ド・パリ。
豪華絢爛、アラブの王様連中の定宿、オテル・ド・パリは、所謂、リゾートホテルとはちょっと違う。


モンテカルロのブルーバードの南の端にあって、直ぐ横の国営カジノまで、徒歩30秒。道を挟んで、カフェ・ド・パリ。



Monaco Grand Prix は、大体、5月。
ここら辺からシーズン入りするのだが、レースでは、港に沿った道をフルスロットルで来たマシンが、ホテルの裏側の坂道
を一気に駆け上がって、ブレーキング、ホテルを巻いて、直ぐ右折し、スローイン・ファーストアウト、ブルーバードを横切
る直線で轟音を上げる。信じられないほどのすざましい音と匂い。
こういうホテルなのだ。




このホテルのトップ・ダイニングは、何と三ツ星。ホテルについているレストランで三ツ星を維持しているところは、本当に
珍しい。然し、ここでは飯を食わない。
兎に角、ついて、シャワー、直ぐに、カジノに行っちゃうから。


*信じられないほど閑散としたオテルドパリのロビー           カジノの入口            


何処でも、同じだけれど、博打場の飯は安くて旨い。ここのカジノのめしも有名。


ここに泊まると、Gold Passportなるカードをくれる。
国営カジノのVIPエリアの入場料がただだとか、モナコ乗馬クラブやテニスクラブが使えるとか、モナコカントリークラブが
デスカウントだとか、至極、たわいもないものだけれど、連れて行ったお客が喜んでくれる。





国営カジノの裏から海の方は、アメリカ資本のホテルが林立する。ここも勿論、カジノが目玉だが、そんなところにゃ、行
きはしない。大体、ルーレットに00があるなんて、とんでもないこと、許せることではない。だから、国営カジノ、Casino de
Monte-Carlo 以外には足を踏み入れたことはない。

カジノは、。手前の部屋でも、勿論、博打が出来るが、左側のゲートで、Gold Passportを見せて、どんどん、一番奥まで
入る。

この部屋は、奥が、一段高くなっていて、手すりなどついているのが、飯屋。
ここで先ず腹ごしらえしてから、出陣するのだ。






ルーレットで、赤と黒にかけているだけなら必要ないが、ちょっと楽しみたいなら、右上の盤のの配列を兎に角、覚えなく
ちゃならない。
この辺のカジノの神話として、クルビエは、かなりの確率で思った数字のところに玉を落とせると言われている。だから、
玉が投げ入れられて、クルビエが「賭けは終わり」という間にそれまでかけられたチップの状態から、クルビエが何を考え
ているかを推し量って、手早く、チップを置かねば成らないから。右上のルーレットの説明書は、かけ方の解説書でもあ
る。

クルビエの神話の真偽の程は?
だけど、世の中とんでもないのがいるからね。
高校の同級生で、神戸の博打場の札まきになった奴がいた。最終兵器といわれた、こいつは、カードの盲パイをする。
全くどうやっているのかわからない。これを見ているから、カードの博打はやらない。



1時を過ぎると、時々とんでもないオジサンが来ることがある。暫くじっと見ていて、ぽんと四角い大きなチップ、plaque を
かけて、一回で帰っちゃう。ここのPlaqueは、一枚、100万円以上、一億円というのもあるそうだ。


未だ粘って、やっていると、矢張り腹がすいてくる。だから、午前3時ころに、タルタルステーキを食ったりするのだ。



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