縄文 卓越した文化!



縄文人の思考、思想、精神文化、結論が出ない最大の謎。


縄文人が文字を発明しなかったということから、文化の低さが知れると言う説もあるが、とんでもないこと。
文字を発明する能力が無かったのではなくて、発明する必要がなかったのだ。

「文字は、−−見かけだけは非常な博識家を生み出し、知者であるといううぬぼれだけをもつ似非知者をも生み出す」 
  ソクラテス、この書かぬ人−−ニーチェ


縄文文化の象徴、縄文土器は、一万年の間、発達しながら造られつずけている。
縄文人が、その文化を継承し、発達させてゆくのに文字などは必要なかった。
単一人種の単一文化がこれほど持続した例が、他にあるのかな。

縄文人の精神的文化が高度だった証拠。

縄文土器の品位が低ければ兎も角、世界に冠たる造形品を作り出しているのだ。
驚異の造形の創造。

縄文人の精神的文化が極めて高度だったの証拠。

縄文土器で、思想、思念の抽象化するという大発明をした。これ又、驚異。

縄文人の精神的文化が極めて高度だった証拠。

アートとしてのデザイン。
思考、思想、呪の抽象化が、アートとしてのデザインに迄昇華した。
高度な造形と色彩の面白さ、遊びのデザイン。美を楽しむ心。芸術を創造した。

縄文人の精神的文化が極めて高度だった証拠。

そして、それを具現化できる驚異的な技術。真ん中の縄文前期の品は、極めて薄い木椀に漆がかけてある。これを石
器で削りだしたのだよ。そして、数千年昔のものが土の中で残っている。その耐久性。





そして、縄文人の鋭い感性は、時に、ぎょっとするようなすざましいデザインを生み出す。


縄文人は、身体機能も優秀で、この様な複雑なデザインを粘土から具現化する優秀な技術を開発していた。

自分で作ってみてごらん。難しい。彫刻ならもっと簡単だけれど。



縄文人の思考、思想、精神文化、結論が出ない最大の謎。

だから、誰でも自由に想像の翼を拡げられる。これほど楽しいことはない。

最近、表題にひかれて買った本、「縄文土器に刻まれたDNA暗号」。

何でもかんでも、シュメールの記号にこじつけるという「とんでも本」だけど、こんなことが出来るのもこりゃ、とてつもなく楽
しいことだ。


土器の高度なデザイン感覚に比べて、土偶はちょっと抽象化の程度が落ちるかな。
遮光器土偶なんかは、そのデフォルメされた顔よりも、むしろ、その呪術師的な豪華な衣服に考古学的な価値があるの
ではないか。

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