折角、Denver Coloradoで仕事をしたのに、行きそびれたのがコロラド州はメサ・ヴァード国立公園のAnasazi族の遺跡
だ。ここは、ニュー・メキシコ、アリゾナ、ユタそして、コロラド、四州の州境が直角に交わるところ、Four Cornersにある。 Pueblo族のChaco Culture National Historic Parkの遺跡と並んでNative Americanによる遺跡の中で最大のものだそう だ。
メサ・ヴァードは、その当時は、おきまりのグランドキャニヨンと違って、日本人がほとんど行かなかった場所。
デンバーからプロペラ機で1時間半、飛行場から又遠い。「そんな遠いところに何で行くの。壊れた土の家を見て何が面
白いの。ラスベガスで博打をしよう。ついでにゴルフも」てなしゃれっ気のないやつばかりで、ついに行けなかった。今 後、まず行く機会がない。残念至極だよ。
もともと、ここに住んでいたAnasaziは、最初は岩壁の上のメサMesa*の何の変哲も無い住居にすんでいた。
12世紀頃から、Cliff Palace とかLong House、Spruce Tree House、Step House 、Balcony Houseなどと名付けられた、
険しい崖の中腹にある半洞窟住居 Cliff Dwellings に住みだしたといわれている。
これらの壮大な集合住宅は、一般に「プエブロ」と呼ばれ、何れも、真上からは見えないようになっている。
なぜ、広々としたメサの住居から、崖の途中の半洞窟の集合住居に移ったのか。
また、なぜ、最後は、そこから出て行ったのか。
そして、何処に行ったのか。
今尚、完全には判らないことになっている。
こういう謎のある場所には、実際に、その場所に立ってみたいものだ。
でも、写真で見た限りでは、必ずしも住みやすい環境とは思えない。
だから、人口が増し、種族としての力が付くと、もっと開けたところに出ていき、その後、この地方に勢力を張った色々な
氏族の元となったのではないかと推察されている。
最近では少なくとも、Puebloanプエブロの人達は、Anasaziの末だといわれているようだ。
*さて、デンバー、コロラド名物?のマウンテンオイスター? これは、バッファロウのオチンチンを輪切りにし
て、フライにしたもの。うまいも不味いも無いものだ。
Mesa :(Spanish: "table"), flat-topped tableland with one or more steep sides, common in the Colorado Plateau regions of the United States; a
butte is similar but smaller.
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