ザ・ドアーズ  地獄の黙示録


ところで、ごく一般的な日本語、「クラシック音楽」。これは、classic musicとかclassical musicと英訳しているようだけれど、
European Classical Music又はそれに類するものなんだろうか、考えてみるとなんとなくあいまいな言葉だね。

米国のJAZZ屋は、「America's Classical Musicは、これ即ち、JAZZだ」と言いたがる。
このJAZZ。
なんとなく、「判っているよ」と思っていたが、バーンスタインがJAZZを明快に解説したCDをきいて、愕然とした。誠に素
人、勉強になった。。



さて、そのJAZZの中の一つ、ロック。
ロック愛好家に、これは良いよと紹介されたザ・ドアーズの「ザ・ドアーズ」なるアルバム。びっくりしたね。この「ドアーズ」
は曲のよさ、ボーカルのよさ、アレンジのよさ、全てに群を抜いているので、飽きずに楽しめる。古今東西、JAZZアルバ
ムの中でぬきんでた、とんでもない大傑作だ。こんなアルバムを最初に出して大丈夫かなというのが、第一印象。
他のも聞いてみた。面白いけれど、やはり、「ザ・ドアーズ」これ1枚で満足。やっぱり、全部出し切ってしまっていた。
普通は、JAZZでもクラシック音楽でも実録が良いもんだけれど、このザ・ドアーズなるバンドだけはスタジオ録音のほうが
断然良い。実演では、これだけの内容をとても表現しきれないんだろう。




ドアーズは過激といわれているらしいが、典型的なロックの範囲内で、私は聴きやすい。


これに対して、ビートルズを嚆矢とする英国生まれ、英国育ちのものは、私にはRRのにおいが希薄だから大の苦手。
ディープパープルなんかも、勝手気まま、なんでもありの一つで、完全に別の音楽になっている。真面目にやっていたそ
うなので、RPOとのコラボレーションまで聞いたけれど、極々平凡。何でもありというのは、つらいもんじゃ。
Brutish Invasion以降、何でもありの方が金になるていうので、米国製のロックバンドも、皆、奇をてらった拝金泡沫大音
響見世物楽隊ばかりになっちゃった??(ここら辺のところは、バックツーザフューチャーの中で、マイケル・フォックスの
マーティがロックギターを弾くシーンに、パロディ化されている?)。

ここまでくると、「ファンじゃなければ全て騒音」か?。兎に角、出来た途端に古くなるし、違うようでいてみんな同じ金太
郎飴に聞こえちゃう。飽きちゃうんだな、私は。
とても、とても、聞き続けるエネルギーはないので、この手の騒音バンドで、光るものを持っているのがあったらぜひご紹
介賜りたいもんだ。


でも、ディープパープル流れのホワイトスネークが突然、先祖がえりしたのは何でだろう。ヘヴィ・メタルだということだけ
どとんでもない。リトル・リチャードののり、RRにもどっている。だから私は、安心して聞いているだけれど、不思議だね。

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