それに、展示スペースは十分にあるのに、出し惜しみ。 三月の縄文展示品では、先ず、ここの有名な長野県伊那市宮ノ前遺跡出土の中型の壷が出ている。 中期特有の絢爛たる造形の逸品。 照明が悪いこともあって、現場では、薄黒く、くすんで見えるが、堂々たる造形だ。 今月は、土偶的なものが比較的多い。 例の、人面芋虫が展示されている。実物は、わずか20cmの小さな可愛いもの。 之は中々見れない。ぜひ、ご覧願いたい。 晩期・福島県・いわき市・遠野町出土・20.5cmL個人蔵 この芋虫は、後期・晩期の関東や東北に見られる独特の顔を持っている。
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