縄文の逸品  女神の壷




中期、顔面把手付キャリッパ形深鉢


この海戸遺跡出土の勝坂様式の深鉢は、顔が外側を向いている唯一ののもの。





中期・長野県岡谷市・海戸遺跡・43.2cmH・勝坂式・市立岡谷美術考古館







このように、中期の深鉢形の土器には、口の縁のところに、
土偶の顔に似た人の顔面の模様の飾り(把手)が付いたものがかなり見られる。
そして、その多くは、食物の蒸し器として使われたと考えられている「キャリッパ」形の形状を持っている。



土器が壊れてしまった時、この「顔面把手」の部分のみを祀ったようだ。

その把手に表わされた顔は、尊い女神の顔であったからだ。























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