縄文の謎 (3)  混沌の渦−その2−蒼古の深淵、カオス





水煙土器の究極の造形に至るまでに、

渦のパターンは、主たる文様として、或いは副次的な文様として、各地で使われた。




先ず、中期の品。


      

秋川市・草花遺跡         青森県下北郡東通村袰部遺跡       岐阜県揖斐郡・山手宮前遺跡




千葉県市川市柏井町・姥山貝塚





渦は副次的な模様だが、完成された造形


      

中期、長野県伊那市・宮前遺跡






そして、前期でも、後期でも。


   

   後期・群馬県・三原田遺跡・16.5cmH             前期・山形県・遊佐町・吹浦出土20.3cmH






     

中期・神奈川県・大麻遺跡・25.6cmH勝坂式  岐阜県・塚奥山遺跡     前期・石川県・真脇遺跡           






関東地方、堀之内式


  
後期・横浜市港北区・表谷貝塚・28.5cmH・堀之内式             茅ヶ崎市堤貝塚48.2cmH堀之内II式

   

  千葉県・堀之内貝塚・堀之内1式・50.7cmH






そして、蒼古の混沌の渦、カオス。

カオスそのものを、一個の壷に凝縮した傑作。



   

中期・山梨県・笛吹市御坂町上黒駒・御坂町桂野遺跡・59.2cmH・曾利様式・御坂町教育委員会



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