水煙土器の究極の造形に至るまでに、 渦のパターンは、主たる文様として、或いは副次的な文様として、各地で使われた。 先ず、中期の品。 秋川市・草花遺跡 青森県下北郡東通村袰部遺跡 岐阜県揖斐郡・山手宮前遺跡 千葉県市川市柏井町・姥山貝塚 渦は副次的な模様だが、完成された造形 中期、長野県伊那市・宮前遺跡 そして、前期でも、後期でも。 後期・群馬県・三原田遺跡・16.5cmH 前期・山形県・遊佐町・吹浦出土20.3cmH 中期・神奈川県・大麻遺跡・25.6cmH勝坂式 岐阜県・塚奥山遺跡 前期・石川県・真脇遺跡 関東地方、堀之内式 後期・横浜市港北区・表谷貝塚・28.5cmH・堀之内式 茅ヶ崎市堤貝塚48.2cmH堀之内II式 千葉県・堀之内貝塚・堀之内1式・50.7cmH カオスそのものを、一個の壷に凝縮した傑作。
|