土偶との遭遇 ユーラシア大陸の旧石器時代・後期の女性小像 Female Figurines of the Upper Paleolithic Rhine-Danube Group ライン−ダニューブグループとしてまとめられるもの その2
* worn with time, found at Dolni Vestonice Dolni Vestoniceでは、明らかに非対称につられたと思われる女性の頭の彫刻が見つかっている。 この小さな象牙の頭部は、経年変化しているが、写実的な目、口と髪形を持つ繊細な顔を持っている。 ほとんどの研究者があいも変わらず、この象牙の小像を女性と解釈しているが、Margarita Mussiは、’唇と鼻の間の隆起は口ひげではないか’、即ち、男性の顔ではないかと考えた。 彼女の解釈は、最初、この象牙の小像があまりに劣化していて正確な観察が出来なかったので、注目されなかったが、微視的な証拠が明らかになり、この繊細な頭の彫刻は、女性よりも若い男であることが明らかになった。 この頭部を細かく観察すると、生存中か、デスマスクかは判らないが、兎に角、何らかの目的があって、実在の人をかたどったものではないかと推測されている。 このグループの多くの小像が顔の造作がないのに対して、完全な顔を持つこの像の意味は大きい。
その他のDolni Vestoniceの出土品 二つの男性と思われる小像
トップへ
戻る